骨組み(軸組)③ 梁編
梁
一般的に梁と呼ばれておりますが、正式には横架材(おうかざい)と呼ばれます。
横方向に柱・梁に架かる材だからです。
部位毎には、建物の中間部分に架かる梁を胴差(どうさし)と呼びます。
建物の屋根が乗る部分の梁は、桁(けた)と呼びます。(軒桁とも呼びます)
梁は建物の床を支える、柱と共に重要な構造材となります。
梁は上階の荷重や、柱の間隔で梁の大きさ(高さ方向を梁成(はりせい)と呼びます)が決まります。
小さい物であれば柱と同じ大きさからになり、柱が105㎜なら梁成105㎜からとなります。
梁成は一寸(30㎜)刻みでサイズが変わっていき、
120㎜・150㎜・180㎜・210㎜・240㎜・270㎜・300㎜・330㎜・360㎜と
なっていきます。
梁の材種
梁の材料は大きく分けると、無垢材・集成材・LVL材等の種類があり、必要な構造耐力で使い分けます。
無垢材の場合は、
- スギ
- ヒノキ
- ベイマツなど
集成材の場合は、
- WW集成材(ホワイトウッド)
- RW集成材(レッドウッド)
- ベイマツ集成材
LVL材はスギやカラマツ等の針葉樹の挽板となります。
梁の接合も、前回の柱に記載した内容と同じで、
仕口・継手と呼ばれる加工を施したり、金物を使用して接合をします。
もっと入り込むと深い内容ですが、簡単にはこんな感じです。
では、また次回。