家づくり②

まず、家の成り立ちを考えて見ましょう。

歴史を振り返ってみると、気まぐれで恐ろしい自然や、

外敵から身を守るシェルター(殻 カラ)として発展してきたといえます。

まず、雨露をしのぐために屋根を考えました。

屋根を受けるには柱・梁が必要になります。

柱・梁ができ倒れないように、筋交いなどの補強がなされました。

より安全性を追求する中で壁が作られ、家の中が暗いので窓が作られました。

このようにして現在の家の基礎ができ、発展してきました。

当初、シェルターとして考えていた家は、作る材料や技術がどんどん進化していき、

より雨漏りをしにくく、より温かい場所になりました。

そして、家はどんどん安全な場所で、住む人に安心がもたらされるようになり、

やすらぎを感じることが出来る貴重な場所になりました。

シェルターとしての性能がある程度満たされると、次は利便性を追求するようになりました。

たとえば炊事などの機能を家の中に備えることで、少しずつ生活にゆとりが出てくるようになります。

その結果、家族団らんが生まれました。

家は家族のコミュニケーションの場所であり、子供の教育の場となるようになりました。

安心と安全、そして団欒、この3つの備えをしているのが家なのです。